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  • 2024.8.2~3(土・日)ゼロzeroキャンプin宝の山ネイチャーセンター~どれだけゴミを出さずにキャンプできるか~を開催しました。

2024.8.2~3(土・日)ゼロzeroキャンプin宝の山ネイチャーセンター~どれだけゴミを出さずにキャンプできるか~を開催しました。

【ゼロzeroキャンプin宝の山ネイチャーセンター~どれだけゴミを出さずにキャンプできるか~】

8月2日(金)〜3日(土)に宝の山ネイチャーセンターにてゼロzeroキャンプin宝の山ネイチャーセンター~どれだけゴミを出さずにキャンプできるか~を開催しました。

今回のキャンプはグループに分かれてそれぞれの活動場所からスタートになります。
川を辿ってゴミを観察するチーム、買い物をしてキャンプでゴミを出さないようにしてくるチーム、まるたの森クリーンセンターにてみんなの手から離れたゴミたちがどんなふうに集まってどのように処理されているのかリサーチするチームです。

さっそくどのチームに分かれたいかそれぞれのみんなの思いを聞きチーム編成。

いい感じの人数に分かれたところでそれぞれリサーチへ。

行く前に作戦会議。

買い物チームはスーパーの公正屋さんの裏側を店長さんに案内してもらいました。
都留は野菜を各家庭で育てている人が多いため、売れ行きがある果物をメインに、店頭作りをしているそう。

「なんで半分に切ったりカットしたフルーツが多いんですか?」
「売れているからです。」
「なぜフルーツ?」

カットされてる方が楽だし、丸々一つ食べきれない人には容器に小分けに入ってる方が売れるし、みんな甘い果物を食べたいのでプラスチックの入れ物に糖度もわかるようにシールも貼ってありました。売れるためにはこんなにビニールやプラスチックが使われてるんだ。

オープンしてすぐのゴミ箱はこんな。


カットしたらその日に売り切らないといけないので、売れないと食品ロスにつながります。

農園に行き、野菜をそこで買えば余計なゴミは出なそうだよねということで、はのさち農園へ。


「収穫後畑ではどんなゴミが出ますか?」
「プラスチックだと10年ものの雑草抑制のマルチフィルム(黒いビニール)や、

ツルを巻き付ける支柱かな」
「消耗品なので10年後には捨ててます。」だそうです。てことはほとんどゴミはない。


取り切った後のつるなどもいずれ土に帰るので捨てない。ワークシートに書くことがない、、、
まさかに地球のサイクルに入ってることですね。

収穫した野菜は近くの側溝の湧水で洗う。自然のお水だ。

買い物チームはカレーに入る農園からニンジンをたくさん仕入れました。
もちろん無農薬。新鮮です。


でも、葉っぱはハーブのような香りで少し子どもには大人すぎて食べれないところかも。

宝にはヤギたちがいます。
葉っぱは大好物。みんなの残り物は食べてくれます。

みんなが食べられないヘタや葉のところは、彼らのランチになりました。

宝にある雑草たちも食べてくれます。
普通だったら草刈機を使って刈るところを、エネルギー消費なしで、アナログで刈ってくれます。
「こっちにおいしいニンジンあるよー」
みんなでちょっとあげては元の餌場に連れて行きました。

一方川チームは
こんな感じに川に入り


どんなごみがあったかというと、、、

じゃーーん。

まさかの自転車!よくはこんできました。
タイヤはこんなに川の流れに揉まれて腐敗。

車いっぱいの流れ着いたゴミたち

てことは川にこの素材が溶け出してるということで、それがいずれ海に行き、魚が食べ、

わたしたちのお腹に。
本末転倒です。
子どもたちは仮説を立てました。


初めに調査した谷村の女川男川はもしかしたら禾生の大和橋(自転車を発見した場所)につながっているのかも。
女川の方は家庭排水が出ている流れが早い場所です。
てことは家庭やお店から出たお水たちは全て川や海につながっているのかもしれないという仮説です。

一方まるたチームは、ゴミ処理の流れを学びました。

自分たちの手を離れたゴミが、どのように処理されているのかを知ります。

ゴミピットという、クレーンで可燃ゴミを高いところから落としてバラバラにする部屋では、
「どんなゴミが多いんだろ?」
「あれはティッシュかな」
など、どんなものがゴミとして多く捨てられているのかをよく観察していました。

 

それぞれのワーク後の報告の仕方も様々で面白かったです。

その後、みんなでディスカッションで使った場所も掃除。
出たゴミはどうする?
ほこりはなぜでる?
髪の毛にからまるから。
普段掃除してない?
掃除してても出てくる。
誰かが歩くと外からうちにはいるごみ。
外に置いてみる?

普段なにげなくポイっと捨ててるごみについてもみんなで話してみる。考えてみる。

話し合いの終わりが毎回解決というわけではないんです。

夜はカレー。
食べながらもまた話し合い。

 

このまだお皿についてるカレーはどうするの?
カレー粉の中の添加物は土にいいのかな?
綺麗に舐める?
戦後はどうしてたのかな?
明日戦争で食べ物がもしなくなったら?
気候変動でこれが二日ぶりのご飯なら?

洗い方は今回は地球に優しくない洗剤なし。
米糠です。米糠でお皿に残った油分を手で揉み込み。米糠は発酵して納豆より臭いです。
でも悪いものではありません。
これでこねたものはヤギの大好物。
木のそばにかければ土も喜びます。

油も落ちてピカピカ。手もつるつるになります。肌にもいい。米糠パックもありますよね。

灰水でももちろんいいです。
ツルツルになります。消臭機能もあります。

みんな頑張ったからおたのしみもあり。花火をしました。
この終わった花火は次の日どうする?
なにかに使える?
なども話し合いました。
ここの持ち手のカラフルなところをつるラボのくじ引きとかどう?
などなど。

2日目のお昼は流しそうめん。

自分の食器は自分の手で作る人も。

器も流すものも全て地球の恵みから。
場所はどこに配置する?
ヤギの餌場なら循環するのでは?
落ちた素麺も食べてくれる?そうめんのつゆを落としたところにありがたくさん集まっていました。
これも全てサイクルに入ってます。

宝のコンポストに手を入れてみるとあたたかい。

これは中で発酵して微生物が活動して土になってるってこと。


外にいるといつもよりいろんなことが起こっている様子が見えます。

 


最後に出たゴミを集計。
69gでした。
ちゃんと分別して、ゴミとして出たけど、使えそうなものを仕分けしてみました。
ゴミというのやめない?
だってゴミではないものがたくさんあった。
必要としている動物たちもいる、捨てなくても使えるものあったし、土に帰る循環になるものもあった。
“資源”って呼んでみようか。
まだまだそこも定まっていない。
皆さんはなんて呼びますか?

ゴミはゼロにはなりません。


でも1日1人1kgも出てる現状。この塩がその重さ。おもーい。


みなさんが感じてる気候変動の原因にもなってる。今もお米が減っている現状。

人がやってくれるではもう間に合わない地球。
みんなで1つでもできること、地球に優しい行動があるのではないか?
それを考えた1泊2日でした。
保護者の方も参加した子どもたちも、この企画がおうちでもつながりますように。