2025.1.14(火) つるラボゼミ⑦を開催しました

1月14日(火)に、第7回つるラボゼミを開催しました。
ファシリテーターは今回もぐうたら村の小西さん

 

今日は前半お散歩。
後半は中でおやつタイムと園ごとにお散歩の事例を話し合おうという流れになりました。

 

 

早速外へ
蜂の動きをみに少しぐうたら内を観察。

なんだか、年始と違って今日の北杜はあったかめです、風が吹いてもなんだか春かな?という気温。

蜂も元気に活動していました。

やっぱり室内でお散歩のことを話しているだけではなくて一歩外に出て、

いくらニュースで今日はあたたかい春ような気温ですって言われていても、

実際におそとへ出て蜂を観察したり風を感じることでわかることがありますね。

コンポストの中が温かい。
何度なんだろうと覗くと52度。

「表面はかなり高いですけど中や角は少し落ち着いていい温度です」
「中に何がいると思いますか?」
『え?なんだろう』
「実はねずみが寝てたりします」

今回は昨日みたそうでびっくりしたのかお出かけ中でした。
みんなで手をかざして微生物の働く仕事っぷりを肌で感じました。

 

今日は2台の車で滝の方へお出かけ。

森に入る前に水の流れを地図上で確認。

 

滝についてこの道をまっすぐいけば、、、
小西さんのお散歩はこちらの竹藪へ。

 

「早速この土どんな感時だと思いますか?」
前回同様、見えてる世界と実体験の世界の違いを感じてみようということで
実際土を踏み締めてみることに。
「ざくっーーざくーーーっ!」


まるでかき氷に足を入れたような音。
いや、クリスピーのチョコレートの層になったものを食べた時の音?

みなさんの足元を見ると膝くらいまで埋まってる方も。

「その霜を手に取って数えてみてください。」
「21です」
「てことは、21日も寒い日が続いたと言うことになりますね」
「こっちの方がさらに大きい」
「30日くらいはありそう」

今日はあったかいですが、そこで溶けかけた、霜も来週にはまた溶け出したものたちがちっと層になっていくのかもしれません。

さらに進むと

「ほねーーっ」
「ここはどこの骨かわかりますか?」
「大腿骨ですね」
「なんの動物?」
「シカかな」
「冬は餌がなくて朽ちていくものもいるみたいだね」

鳥たちは春になればそばの木の上でたくさん生まれている
滝をみるためにワクワクする人たち
「生」があるすぐそばで朽ちていく「死」
でも肉はどこかのだれか微生物や鳥たちが食べて、
土に分解してまた循環する。

また進んでいくと
「また骨!!」
足元をみるとたくさんの動物を痕跡が。

滝に到着。
飛沫をあげ、そこが凍っています。
その氷を食べてみよう。

好きな形をみんな選んで梅シロップにつけて食べてみました。形も人それぞれ。尖ったものから大きいものをよくばるひとも。

 

実際川へ入ってとっておきのを見つけてくる男性メンバーたち。

 

川に入って先につめたい⇨何も感じない⇨出てくるとなんだかあったかい

体って不思議です。
赤くなってきて急に冷えた体をあたためようと体が頑張っています。

帰り道、
木が倒木している。
木に穴が。叩いてみよう!覗いてみよう!
これってなんですか?
枝に木が巻き付いてる状態だそう。

もう一度運転して反対方面へ
八ヶ岳が見える展望台へ

滝に行く前に話した水の流れがよく見える場所でした

山へ降った雨はいずれ山に滲み出て地下の川へ流れ込みます。
それがおおきな霜を遠くから見ることでわかります。これは河口湖は流れいずれ海へ行くんですね。

戻っておやつタイム。
グループを3つに分けてみなさんにおもちいただいたお散歩の事例について話し合いました。

やまへ狐を探しに行く子や、白いきのこを探しに行くおさんぽから、山を登り切ることをあきらめた子のはなし、選挙ポスターを目印にしたこの話。
みなさんの目線や、見守りの姿勢、摘み取らず可能性や新しい経験のために寄り添う姿はつるラボにとってもとても勉強になります。

みなさんが園でやっていることが小学生になってもつるラボという場で摘み取らず寄り添える場になったらいいなと子ども達のお散歩ストーリーをきいて改めて気付かされました。

来週もあの子たちは、やまの狐に会えるのか?
そんなことを妄想しながら次回もぐうたら村でおさんぽをしていきたいと思います。