2024.4.21(日) めざせ!一流アーティスト~絵からとびだすキモチを考えよう~ を開催しました
4月21日(日)にミュージアム都留で「めざせ!一流アーティスト~絵からとびだすキモチを考えよう~」を開催しました。
ミュージアム都留に集合した子どもたちと、まずはアイスブレイク。
お互いの共通点を探すゲームをしました。
まずはお手本で、スタッフ同士の共通点探し。
「今日は朝ごはん何たべた~?」「なにも~」「私は卵食べたよ~」
「あ~じゃあどこで働いてる?」「つるラボ」「同じだね~」
そのあとは、子どもたちが挑戦。
1回目は、「着ている服が縞々」、「靴下をはいてる!」などの共通点を見つけました。
まだまだ聞き出せそうな子どもたち。
2回目は、『見た目以外の共通点を探す』という新ルール追加。
子どもたちは、好きな食べ物や嫌いな食べ物、好きな教科を聞いて共通点を探しました。
なんとなくみんなのことを知ったあとは、絵を観て遊んでみます。
たとえば、こんな絵はどうでしょう?
子「お金が欲しい~」だと思う!
ス「どこからお金がないとおもったの?」
子「ひげも髪ものばしたままだから貧乏そう」
子「字が読めないからよんで~」かな
ス「どこからおじさんが字を読めないと思ったの~?」
子「なにか書いてある黒板をこっちに見せているから!」
同じ絵を見ても、どこをどうやって見るかによって起きていることやセリフが違います。
人によって、どんなふうに見えるのかがこんなに違うんですね。
さらに対話が進むと、どんどん新しいことがみえてくる不思議。
さて、いよいよ実際の展示を見てセリフをつけていきます。
「どれにしよ~」
展示室内に特別に用意してもらったアトリエコーナーで、鑑賞した絵のセリフを考えてみます。
「いいこと思い付いた!」
絵と同じ手の形にしてみてどんなキモチか考えているのかな。
改めてじっくり見てみる人も。
満足いくまでセリフをつけたら、みんなで発表し合いました。
「そんな絵あったっけ?」
「目が三つって???」
「ここと~ここと~ここ!」
「そういうことか!」
みんなでセリフを付けた絵の写真を見ながら、大盛り上がり。
最後は展示室に戻って絵を見直しながら、紙で隠されていた絵のタイトルと解説を見に行きます。
「この絵はどんな絵だったんだろう?」
ミュージアム都留の職員さんにめくってもらいました。
自分がみてきた絵のタイトルに、ぴんと来たり来なかったり。
わいわい盛り上がってみたり、じっくり考えてみたり、それぞれ楽しい時間を過ごしていました。
こんな風に子どもたちが自由に絵を観られるのは、都留市ならではかもしれませんね。
ミュージアム都留の皆さん、ご協力どうもありがとうございました。
最後に、参加した子どもが自分で選んだ一番のお気に入りと、スタッフの感想をお送りします。
『ビールでも飲んでいくか~』
(そのせりふ、どこで聞いたのかな…?)
『あ、やんのかてめ~』
『じゃーやってやろうじゃねーか』
『ひー!!!』
(相手に向かって指をさしたりしている様子から、ケンカ中だと思ったとのこと)
『はーつかれたな。たのしいことあるかな。』
(ほおづえをついている様子から、疲れているように見えたとのこと)
『あのいえ、100,000,000年ほうちされているそうだぞ』
(ぼろぼろの建物に着目するとは!)
『おれのじゅみょう24時間なんだ』
『でもな、お前のためにじゅみょうが3年のびた』
(悲しい話しかと思いきや、なんだかいい話し)