2025.3.6(木) つるラボゼミ⑨を開催しました

3月6日(木)に、第9回つるラボゼミを開催しました。

 

ファシリテーターはぐうたら村の小西さん。

今期ラストのつるラボゼミでした。

 

本日も30分の個人でお散歩。

「シートをお渡ししますので、どこかで立ち止まってみてください。」

「そして誰かをここに連れてくるということでお散歩してみてください。」ということで早速外へ。

 

足跡をつけてみたり、

小走りに初めての道を往復してみたり、

畑の土の柔らかさを触ってみたり、

鳥のなく方角へ山を降ってみたり、

同じ道を自信満々に歩いてみたり、

 

わたしも散歩をしてふっと振り返って立ち止まってみました。

雪や冬の森はシーンとしています。

ワクワクずんずん歩いてみたとしても、曇り影ってくると急にこわくなったりします。

 

でもここに誰か共感してくれる人がいたらとしたら、また全く変わった気持ちになるかもしれない。

 

こうだよねって顔見て確かめたり子どもはそうやって他人と関係性を構築していくのかな。

立ち止まることで、風の音、鳥の声、木々がスリ擦れる音を感じました。

なんだがもう自然の中に存在しているはずなのに、自然をより感じれる気持ちになります。

帰ってきて、みんなでお散歩の事例を話すことになりました。

 

みなさんのお散歩の引き続きが絵本の続きを読んでいるようで楽しみになっています。

 

「わたしモヤモヤしてるんです。事例は今日はないんですが、それを話してもいいですか?」

と。

みなさん2グループに分かれて、事例を話した後に、

モヤモヤ公開もしてもらいました。

 

飴を落としてしまった子。

それを植えてみよう。「飴の木になって、たくさん飴が食べれね。」

後日みにくると掘り起こされていた。

それはなぜだろう?

「魔女が来たのかもしれない。さっき看板があったもんね。」

夕陽の当たる川をみて、キラキラがある。

それはなぜ?

「太陽があるからだよ。」とポツリと話す子。

異年齢のお散歩にはそんな会話があったりと。

 

遊具はいつもたのしいを提供してくれる。

でもこうゆう美しい、愛しいは日常に溢れてる。こうゆう愛しい環境をもっと幼い子どもたちには噛み締めてほしいし、感じてほしいですね。

そこから大人の目的やねらいのあるお散歩ってそもそもお散歩なのか?

 

保育をする上で決められている時間やある程度の目的地みたいなのは存在してしまう。

目的は生き物の生きる上の見込みや予想。

これがないとうまく生きていけない。

社会的目的に繋がっていきます。

学校の規律規範があって、社会的目的を達成していくにあたってのいい仕組みつくりになっている。

これがないとモノはできないし、納品されないし、会社として成り立たない。

 

一方目的やねらいを作りすぎることで、先々決めているものをこなすだけの体になってしまう。

その瞬間を噛みしめて今を感じることができることが物語りを生きることができるよね、という話になりました。

 

お散歩の要点みんなでまとめてみました。

つながっていく

地域の人・人とのつながり

・たからものさがし

自分のお気に入りをみつける

・信じられる

相手や場所や自分を信じてどんどん進む。

 

たくさん他にもありました。

そして新たな問いも出てきました。

 

今回小西さん4回参加の方、

つるラボ今期全9回参加の方に感想を音で表現しました。

 

んぐぐっとグッと

『感じたことを言葉にすることって難しいし苦手なんですけど、

伝えきれない んーって思う気持ちと、

わかるーって共感すること。

いろんな人と話すことで子供対するそうゆう目線もあるのかこうゆう想いもあるのかーとたくさん心にささることもありました。』

他にも

 

『人と話すことで職場では違う対話が生まれました。』

 

『今回の経験が、

上の先生に来年好きにしていいよと言われて困ってた。来年度のこうしていこうかなという、今後の保育に活かしたいことが思いついた気がしました。いい経験になりました。』

 

つるラボゼミからモヤモヤを5日ずっとかかえてきた方も。

 

『”解放される”その時はすごい共感したんです。』

でも小西さんにその時園の時は自由ではないんだねといわれた。『衝撃を受けました。』

『その時初めて今まで自分のやってきたのことがわからなくなりました。』

 

『自分に改めて大きく問い直すタイミングになりました。

園は、全部ではない。園も子供の世界。園の中で子どもを尊重していたはずだったんです。』

 

『まだ答えは出てないんですけど、

新しい視点でみた時それが、まさに世の中保育の世界の外の人の目線でもあるということがわかりました。言語化する時間が作れました。』

モヤモヤや言語化できない瞬間のみなさんも顔もすごくいい時間だったのだとつるラボゼミをやる意味をすごく見出すことができました。

最後にみなさんで懇親会を行いました。

今回はミールズさんの地元のお野菜などをたくさん使ったサンドとスープをいただきました。

おやつもいつも作っていただいていました。

学びと共にいつもとても素敵な時間を味わうことができました。ありがとうございました。

今夜は今後のゼミについてのご意見やみなさんの親睦を深めこれからもこれをきっかけに繋がってみなさんで関係を育んでいきましょうという会でした。

やはりゼミはならなくてはならない存在に少しずつなりつつあるのかな?と。

2回を経て今度3期が始まります。

 

都留市以外も県域で山梨の皆さんと色々な意見を交換しながら、

新しい概念やモヤモヤを持ち寄って成長していきたいです。

 

関わっていただいた秋山先生、ぐうたら村の皆様、ばんちょさんありがとうございました。