11月1日（土）に、のびのび興譲館アート塾の後期第1回をお手伝いしました。

香川在住の現代アーティストはまぐちさくらこさんを講師にお迎えしました。

京都嵯峨美術短期大学絵絵画IIIコース卒業。 村上隆さん主催のGEISAI2奈良美智賞、GEISAI 5金賞受賞。

絵本もいつか出していて今は川上弘美と新聞連載もしてるよ～とお仕事を見せてくれました。

絵を描くお仕事って色んな切り口であることを子どもたちに知ってもらいました。

「こんな絵を描いたんだけどなんだと思う？」「何に見える？」

「犬？」「洞窟？」「亀！！」「正解。」「でも書いてくうちに人も書きたくなって～洞窟みたいに変化していったんだ。」

「描いてくうちにどんどん変化したり描きたいものが変わったりしてもいいと思ってるよ。」

そこで今日のテーマは民話です！

「みんわってみんな何か知ってるかな？」

「民族のはなし」「市民のはなし」「昔のはなし」

などなど漢字から連想した意見がたくさん出ました。

口伝で言い伝えられたものが民話の語源です。

実はアート塾お馴染みに福島さんはミュージアム都留で学芸員のお仕事をしています。

学芸員のお仕事は、博物館や美術館で働く職員。資料収集、管理や展覧会の企画、広報活動まで幅広く担当しているよ。

今から福島さんが３つのお話を読みます。

そこから聞いて好きだったお話で集まってグループを組みます。

みんな長いお話もあってか真剣に聞いてくれていました。

生出神社の話。みんなも知ってる時代祭りの神社だよ！

グループに分かれて”みんわをきいて浮かんだきもち””昔のひとってなんでみんわをつくった？”など

グループで思い思いに話し合いました。

思ってた色味や絵の構図もみんなで合致させたところで、

実際絵を描いてみることに。

今日は紙ではなくシーチングの布に描くよ！

床で描きたいか机がいいか選んでもらいました。

チームおいしがね

岩は黒や灰色だねということでここはまずは色をつくることになりました。

チーム生出神社の白蛇は

下絵をとりあえず色鉛筆で描くことに。

チーム豆腐のかすは、

ん～～～なかなか日常の話すぎて絵の構図や書き出しに時間がかかっている様子。

メモ書きしたものを参考に描いていく様子。

おいしがねチームは実際に夏狩のおいしがねを学校で見に行ったことがあるそう。

こんな岩だったよ！経緯は知らず岩の上に乗って遊んだそう。

豆腐のかすチームは飛んだ豆腐のかすを色んな色で描いて実際飛ばしたりして

とんだ風景を再現することに。

おいしがねチームは「うん！こんな色だった。」と実際見た人・話だけで想像している人で再現していきます。

富士山から飛んできたってくらいをわかってもらうため絵のほとんどを岩で覆うことになったよう。

お豆腐の神様がいるよ。とのことで神様を書き足しています。

神社を中心に都留の町といえば山！ということで背景も描き始めました。

真ん中には長い白蛇も登場。

グループごとに描き方や話し合いも様々でみてるこちらも面白かったです。

さくらこちゃんも得意のライブペイントで

一緒にみて周った都留市を生出神社の話を中心に描き始めました。

豆腐のかすを投げる店主かな？

おいしさんとおかねさんの話は切ないものだったからせめて天使になってキラキラしててほしいよねということで天使を2人描きました。

実際見た時つるに覆われてたそうで岩の上につるを描いています。

店主とお客さんが豆腐を投げ合っています。

描き終わりみんな自分とは違うグループを鑑賞タイム。

それぞれイメージと違った点やおもいろいところなど発表し合いました。

それぞれ鑑賞する人や実際描く人で捉え方が違ってくるのがアートの面白いところです。

豆腐のかすのお話に神様やお家まででてくるのが以外だった。

白蛇の話にお話以外の色んなキャラクター（おこめさん）など出てくるのが面白い。

おいしがねに富士山から飛んできた岩の話なのになんで富士山はないの？という疑問に作者たちから

実際見に行って富士山の見えない場所だったのとメインは岩だったから描かなかったとそれぞれの想いヒストリーがありみんなの前でしっかり自分の作品を説明していました。

これらの作品が同日開催した新しい都留のみんわ絵本をかこうと一緒に作品を展示しています。

ぜひご覧下さい。

【展示のお知らせ】

12/2～12/28にバンカム2階

山梨県都留市上谷１５７１−４

11:00～19:00定休日　日曜

のびのび興譲館のアート塾の生徒さん・今回の民話えほんをつくろうの子どもたち・はまぐちさくらこさんの作品展示をしています。都留の民話文献と合わせて展示します。

ぜひバンカムさんのケーキとコーヒーやtokidoki発酵食堂のランチなどに合わせて展示ご覧ください。