2024.11.25(金) つるラボゼミ⑤を開催しました

11月25日(金)に、第5回つるラボゼミを開催しました。

ファシリテーターは、前回に引き続き山梨大学の秋山先生です。

秋山先生最終回は宝の山で集いました。

前々回に参加者のみなさんから出てきた「職場のジェンダー問題を自分たちのことばで考える+〆」について考えました。

今回は前回ジェンダー問題からトイレの問題についてかなり対話が進みました。

トイレのデザインをそれぞれの園から教えてもらい図に書いてみました。

普段使っているもの、疑問に思わない点も他の園と浮かび上がってくる疑問や問い、改善点まで様々。

男性用のトイレを作るという園から出た対話からジェンダーの話にトピックがうつったのがきっかけでした。

この話も男性の保育士がその園にいなければもしかしたら生まれなかった問いかもしれません。女性が多い職場では何気なく使って見過ごす問題が存在していると思いました。

わたしはそもそもトイレの形を帰る必要があるのかな?とそれによるストレスって意外と多い気がします。

男性用トイレをつくることによって男性職員の数が少ない場合男性だけが男性のトイレを掃除する?
それってじゃんけんやくじで決めていいのか。
そもそもの対話や話し合い、作る時の園のデザインや男性職員のあり方まで問いを出すべきではないのか。

そこから劇の配役に話は移り、
彦星様は男性がやるの?
女性が男装をするのはありな風習というか世間の目が優しいが、ガッチリした男の人がやる女装は見てられない、、、それって見た目?それとも世間の目?それとも、織姫=女性というイメージからくる嫌悪感?
積極的な未来があるものと見下されるもの。

女性のファッションにはマニッシュ、ボーイッシュ、メンズライクと呼ばれるものが存在するのに、男性が女装をして女性的なファッションをするカルチャーに呼び名がない。
その背景には女性運動から女性も働く世の中になったからこその動きやすさや、他の男性から見下されないように強く見せて生き残るたまに生まれたものがあります。

そうゆう背景からこの劇の配役や子どもの中でもピンクは女性のもの、彦星は男の子がなれるものというジェンダー観がいまだある。

子どもの中のジェンダー観っていつから生まれているのか。

例えば夫婦で働いてた場合とりあえず先に男性の方から声がかかってから女性に話をふるなど働く仕事の職場にはジェンダーの問題はたくさん潜んでいます。バスの運転手も男性に声がかかることが多いなどなど。

違った視点から一つと問いやモヤモヤしてるものからもっと他のモヤモヤが対話を深めるごとに出てきます。

同じ園にいて、同じメンバーや場所で働くと他の園と比べることもないし、それが当たり前の環境になってしまって疑問に思わなかったという先生も。

年長の担当に上がることで、日々のやることに追われていて、俯瞰していろんな立場の目線で保育を見るのことで改めて職場をより良い環境にしたいと思えるきっかけになりました。

ケアのテーマの話から、自分が子どもをケアしてる立場としていつも考えていたけど普段子どもからもケアされていてたくさんプレゼントをもらっていたんだと気付かされました。まだ入って2年目ですが、これから入ってる後輩のためにも今回の問いや対話を実践の場で活かしたいと思いました。

考えることをやめてはいけないと改めて参加させて感じました。
保育の課題はネガティブなものが多いのですが、声を上げることで魂に改めて火がつきました。今回この交流の場ができて本当に良かったです。秋山先生の会で保育の視野がさらに広がりました。

などなど秋山先生の会の感想でした。
やっぱりゼミをやっている意味があるし、このような場がこれからも教育者の方や子どものためにも続けていく意味を見出せた気がします。

最後はみんなで懇親会もしました。豚汁と羽釜ごはんでほっこり。

次回からは小西先生の会になります。
さっそくぐうたら村にてお散歩をする会になります。
今からみんなでワクワクが止まりません。